こんにちは。
自宅の田中(旭山という桜)の蕾が少しづつ大きくなってきてるような気がした井浦です。

まだまだ小さいですけど。
今年も綺麗に咲いてくれるかな?
■非日常空間なのに落ち着く場所
先日、毎回楽しみにしている『ようでんの忍さん』のブログを読んでおりまして。
こんなテーマでブログが書かれていました。
私にとって美容室は異空間。緊張しまくりのちょっとコワい場所なんです(笑)
読んでいただくと分かる通り、
美容室って女性にとっても敷居の高い場所ということがよく伝わるブログです。
といって、ブログを見に行く人はいないと思うので一部を抜粋しますね。
雑誌広げて見るもののじっくり読んでると「へーこういう服装が好きなのねー」って思われるんじゃないかと気にしすぎて興味ないページ見ちゃったりとか(自意識過剰)
ほんとうは細かい字で書いてあるページも見たいけど顔下にむけたら切りにくいはずだから目線だけ落としてめちゃめちゃ疲れるとか(雑誌を上に持ってくる技あるだろ)
私のイメージでセッティングされたであろう雑誌達のラインナップがどうにもこうにもしっくりこなくてへこんだりとか(クロワッサンて)
シャンプーの時の顔にかけるガーゼみたいな布キレを鼻息でずらさないように呼吸する難しさとか(どんだけハアハアしてるんだよ)
シャンプーしてもらっただけなのに「お疲れさまでしたあああ!」ってスタッフ全員から声かけられてどうしていいかわかんなくなったりとか(ひたすら下向いて席まで歩きます)
出された飲み物がちょうど手の届かない位置に置かれていて結果、冷めてしまったりとか(少しくらい動いても平気です)
一部を抜粋ってかほぼ中身全部ですけど、どれもオモシロイ推察だなって(笑)
と同時に、とても共感しました。
いま列挙したもの、全部僕も思ってたことなんですよね。
しかし、女性がメインであろう美容室がこんな感じ方されてるって、
女性は髪を切るだけでも大変だなぁと思うと同時に、
床屋(理容室)は反対にメチャクチャリラックスできるよなぁって思ったんです。
このブログはFacebookにリンクされていたので、
コメント欄に『美容室と対する理容室はこんな違いがある』と列挙してみたところ、
忍さんから「ブログにまとめてみてー」と指示をいただきました。
これは思わぬネタ提供ですね(笑)
早速、井浦の独断と偏見で床屋についてまとめてみようと思います。
■子供の頃から行ってるからリラックスできるのか?
僕は中学1年生まで丸坊主で生きてきたので、
幼少期は母ちゃんのバリカンで済ませていました。
あるとき、親父が床屋に連れて行ってくれてから、散髪といえば床屋でした。
いつしか兄貴と二人で電車で行くようになり(最初は注文もできませんでしたが)、
一人で行ける数少ないお店の一つになりました。
で、忍さんのブログにあるような緊張感って、
何故か床屋にはないんですよね。
美容室はかまえてしまうのに、床屋にはその気持が一切ない。
初めてのお店はドキドキしますが、美容室の緊張感とは性質の違うものですよね。
これは慣れ親しんだものだけじゃない、と思いました。
それは目的が違うからなのではないでしょうか?
『床屋は整髪に行く⇔美容室はカッコよくしてもらう』
例えると、「吉野家に行く⇔イタメシ屋に行く」くらい違う。
用が済んだらサッサと帰る。
みたいな。
そんな気安さが大きいのかな、と思います。
■床屋と美容室の違い
雑誌を広げて読むようなタイミングも時間もありませんから、
読んでる内容でどう思われるかな?なんて心配はありません。
そもそも、雑誌なんて週刊誌かこち亀かゴルゴ13くらいしか置いてません。
頭を下に向けたら切りにくいだろうなぁーなんて気遣いも無用。
切りにくければ、オジサンが強制的に欲しい角度に頭を動かされます。
下手すると、寝てる暇も与えられません。
僕をイメージでセッティングされた雑誌なんて出てきません。
あるとすれば、無造作に置かれたスポーツ新聞があるくらいです。
シャンプーのときにガーゼが掛けられることはありません。
床屋は多くが前向きにシャンプーなので、仰向けになることがないです。
床屋は座った椅子の前にシャンプー台があるのがほとんどなので、
移動することもなければ、
スタッフに「お疲れ様でしたあああ!」って言われるタイミングもありません。
あの数メートルの緊張感なぞ存在しないのです。
整髪が目的で長時間店内にいることがないので、飲み物が出てくることはありません。
たとえアイパーやパンチをかけるとしても、それはあり得ないのです。
あ、終わったらジョージアをくれます。
■床屋にはさらにリラックスタイムが待っている
どうです?
美容室で経験する緊張のタイミングが、床屋には存在しませんね。
これだけでも干渉されるストレスから開放されています。
そして、床屋には美容室にはないサービスが必ず用意されています。
それは、顔剃り!
子供であろうと容赦なく実施される顔剃り。
髭が生えていなくとも、顔剃りはマストなのです。
顔と言わず、頭部の不要な毛という毛を剃り上げられるのです!
これがなんとも気持ちがいい。
顔剃り前に顔面にあてがわれるオシボリ。
そして、
人肌に暖められたシェービングソープを塗るシェービングブラシの肌触り。

イメージ。
これで睡魔に襲われない人間がおりましょうや。
否、いるはずもなし!
椅子を倒され、オシボリを顔にあてがわれ、ブラシでなでなで・・・
気がついたら至福の顔剃りが終わっている。
そんな体験は数知れず。
そのくらいあの時間は幸福なのです。
そして・・・
すべての工程が終了し、散髪の最終確認。
前髪~OK、襟足~OK、モミアゲ~・・・
NGだよ!
なんじゃこりゃーーーーーー!!!!
テクノカットて、テクノカットてーーーー!!!!

おぉっと。

こんな感じのモミアゲを、
テクノカットと言ってます。
正しいかどうかは不明。
床屋の最大の難点は、
「普通で」と注文すると昭和のセンスを爆発される恐れがあるということ!
オジサン「モミアゲどうするー?」
僕「あ、普通に残してください」
この会話は失敗のもとです。
ちゃんと伝えないと思わぬモミアゲにされてしまうので、
リラックスして寝ていられないのでご注意を。
以上で~す。