結、僕の職業履歴【国家公務員】

こんにちは。

風が強くなってきましたね井浦です。

冷たい風に戻っちゃいました。

■消費税・印紙税部門【印紙税】

2年間お世話になった源泉所得税部門を離れ、

次に異動したのが『消費税・印紙税部門』。

公務員を退職するまで、この部門に所属していました。

この部門は地域というか、署による特徴が色濃い印象です。

後年異動することになる麹町税務署では、

管轄区域柄会社の本社が多いので、印紙税に関する質問が絶え間なくありました。

特に銀行からの質問が多くて・・・。

新しい文書を作る度に相談にきます。

これを「課非判定」って言ってまして、課税文書にあたるか判断し、記録に残します。

取引が基本的に高額なので、判断を間違えるとエライことになるので、

印紙税担当であーでもないこーでもないと頭を捻ります。

銀行さん、取引が頻繁な上に時間がないので対応が大変でした。

さて、

印紙税というのはかなり古い税で、始まりは確か明治時代です。

なぜ印紙税が必要かというと、

印紙税は、経済取引に伴い作成される文書の背後には経済的利益があると推定されること及び文書を作成することによって取引事実が明確化し法律関係が安定化することに着目して広範な文書に軽度の負担を求める文書課税である。

という小泉純一郎元首相の答弁書を見つけたので、とっても暇な人は読んでみては(笑)

平成17年小泉総理の答弁書

一番身近なものとしては、領収書ですかね。

5万円以上の記載のある領収書は、

印紙税を納付(収入印紙を貼り割り印する)しなくちゃいけません。

けっこう納付漏れが多いのもこの領収書です。

ある事業者が「見積書だ」と言ってた文書に領収記載があり、

領収書として課税判定されたときはかなりの過怠税が発生した事案もあります。

書類を作成し、交付するときはできるだけ税務署に相談しましょう。

話を戻して、

高額な取引の多い会社などになると、領収書に

「印紙税申告納付につき○○税務署承認済」

と記載され、別の方法で納付されるものがあります。

もう一つの納付方法が、納付計器による方法。

郵便局では、切手の代わりに印字するやつありますよね。
あれと同じような機械です。

これに課税文書(いまの話の場合は領収書)を通すことで、

印紙のハンコが印鑑されるわけです。

この機械を利用する場合、

事前に税務署にて印紙税を納付し、納付計器に差し込む機械に納付額を入力します。

これは封印されているので、窓口にて職員が入力作業を行います。

この作業が結構楽しいんです。

特に、封印するとき!

納付計器の金額を誤魔化すなど、悪意で開けられないように封印をするんですが、

ワイヤーを通して鉛玉で封印します。

ワイヤーを交差させて鉛玉に通し、
その鉛玉をこのペンチみたいなので潰します。

このときがとっても気持ちいい(笑)
「グニュ~」ってなる感触は癖になりますよ!

■消費税・印紙税部門【消費税】

消費税の僕の仕事は、

主に申告書の収受事務と入力・管理。

課税事業者届出書などの各種文書の入力・管理。

あとは、法人会で毎月行われる新設法人説明会での勉強会講師でした。

消費税の申告書はとっても少ないです。

帳簿関係などの書類は法人税申告書に添付されているので、

消費税担当で扱う申告書は、

申告書と別表2枚程度。

それを窓口や郵送で来たものを収受して(収受印を押す)控えを返す作業と、

記載に誤りがないかチェック(内容ではなく記載漏れや計算ミスなどを探す)、

OCRによる機械読み取りなので入力書を50枚毎に束にし、OCRで読み取り、

それをKSKという財務省独自システムにて入力処理をし、

整理番号順に整理し、申告書を月ごとに纏めて書庫に保管します。

端的に言えば、担当部門で申告書の中身を見てフムフムはしません。

ここは事務的に入力作業をひたすら繰り返します。

申告内容を精査するのは、

データを蓄積したKSKシステムと調査官です。

この仕事は淡々とひたすら熟す感じなので、それはもう事務的です。

サクサク進めます。

消費税関係の仕事で楽しいといえば、新設法人説明会での講師の仕事。

新しく会社を設立された方向けに、消費税について説明をするのです。

ここでは説明しませんが、

消費税はどの会社や事業者も収めなくてはいけないものではないです。

課税事業者だけが申告・納税します。

ここらへんは、素人では判断しにくく、

「このお店は課税事業者にあたらなそうなのに、消費税を取るよね」

と思っても、税法的にはOKな場合もあります。

うん、とってもややこしいから気にしないようにしてください(笑)

新設法人にとって、すぐに消費税を申告・納税することはありません。

「新設法人は課税事業者になりませんから、オイオイ理解してね!」って感じのことを、

老若男女の前で説明していたわけですね。

わかります?

明らかに僕より年上の事業者が、20代前半の若造の説明に頷いてる様を。

そんな事業者を見ながら、偉そうに講釈たれる快感というものを!

あぁ~、人間歪んでるなぁ。

わかってます。

わかってますけど、こればかりは仕方ない(笑)

■間接税【たばこ税】

たばこ税が増税される際、窓口にもなっていました。

申告書の作成について指導したり、

納税者からの罵倒や脅迫に毅然と対応したりする仕事です(笑)

増税の時期しかやらないので、僕は一度だけ体験しました。

んで、「夜道に気をつけろ」って生まれて初めて脅されました!

たばこを取り扱う方って、昔からやってる方が多いので、

こういう文句を言っても大丈夫だろうと過信してる方が多いように見えました。

止めましょうね。

今時は、誰でも記録を取れる機械を持ってますから!

■結

というわけで長々とご案内した、僕の職歴公務員編。

税務署ってどんな仕事なんじゃ?という人に、少しは垣間見ることができたでしょうか。

『国家公務員』と言うと、やたらと安定や試験の難しさを持ち上げられ、

時には「どうしてそんな楽な立場を捨てたの?」なんて言われます。

公務員への偏見がとっても多いと思うので、

志を持って働いている方のが圧倒的に多いということや、

地味でつまらない仕事ではなく、

楽しくてとても意義のある大切な仕事というのが伝わればいいなぁ。

僕のブログじゃ難しいけど(笑)

なにか気になることがあれば、色々聞いて下さい。

あ、税務相談はダメですよ。

それは税理士法違反になって処罰されますから。

一般論ならOKです!

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA