ルールを破るのと、融通をきかすことは同一ではないと思うんです【身体障害者手帳】

こんにちは。

晴れると汗ばむくらいの陽気です井浦です。

車内はとっても暑いです。

外は風が強いから、体感温度は違うでしょうね。

■身体障害者手帳

先程お乗せしたお客様の件で思ったことがあったので、

ちょっと書いてみようと思います。

タクシーで流していて、申し出が有りお乗りいただきました。

旦那様は足が不自由なようで、スキーのストックを利用されています。

少し遅れて奥様がご乗車し、目的地へ向かって出発しました。

所謂、『タクシーチケット』ですね。 東京では、各区や市から発行されているようです。 (画像はネットから拝借しました)

東京では、各区や市から発行されているようです。
(画像はネットから拝借しました)

その際「福祉チケットがあるから、それで精算できる?」

と聞かれたので、

「大丈夫ですよ。取り扱えます」

と回答しました。

目的地に到着し、支払へ。

メーターは1000円を表示しており、旦那様は福祉チケットを1000円分出されました。

そこですかさず奥様から、

「ちょっと、障害者割引してよ」

「福祉チケットだから、わかるでしょ?」

『身体障害者手帳』のカバー。 昔は番号まで確認していたようですが、現在は提示のみでOKです。

『身体障害者手帳』のカバー。
昔は番号まで確認していたようですが、現在は提示のみでOKです。

タクシーには障害者割引というものがあって、

障害者手帳を提示していただくだけで運賃を1割引きできます。

この時点で、お客様から手帳の提示はいただいていませんでした。

■「急いでいるから融通して」

私は「では、手帳を拝見させていただけますか?」

とお伝えしたところ、

「急いでいるんだから!福祉チケット出してるってことは、障害者なのよ」

「他のタクシーはそんなこと言わないわ」

「なんでそのくらいわからないの?」

と。

■『融通』と『ルールを破ること』は同義じゃない

申し訳ないですが、僕は

ルールを守らない方にサービスを提供する義務は持ち合わせていません

僕個人が決めたサービスであれば融通もきかせることができますが、

公共サービスである障害者割引のルールを守られないのであれば、

僕がルールを守ってサービスを提供する理屈にはならないと思っています。

障害者割引を適用するのであれば、

ルールである『障害者手帳を提示すること』を守ってください。

■『正直者が馬鹿を見る』

極端かもしれませんが、

ここでお客様の言う融通をきかせるというのは、正直者が馬鹿を見ることだと思うんです。

自分がルールを守っていることを、

曖昧な理由でOKにされるというのは悔しい気持ちにならないでしょうか。

今回は割引金額が100円ですが、

これが1,000円、10,000円となったときに同じことができるでしょうか。

だからルールがあるんだと思っています。

■頭が固いのかもしれないけど

僕は以前、税務署職員でした。

当時はペーペーなので、

来署される方や電話などの窓口対応がメインの仕事でした。

そこでは公平性を強く求められました。

ルールは絶対的なものであり、揺らいではいけないものなのです。

個人的な思いは色々ありましたが、

公務員である以上は公平でなければいけないんです(公務員法にも明記されてますし)。

その影響もあるのかもしれませんね。

■余談

手帳を提示していただいたので、1割引きにして900円を請求しました。

当初は500円のチケットを二枚出されていたので、

「100円返して」

と奥様はおっしゃいましたが、福祉チケットはお釣りが出ません。

そこで旦那様に

「100円のチケット4枚早く出して!」

と大騒ぎ。

結局支払で5分ほど掛かってしまい、お急ぎなのに余計な時間となってしまいました。

そして、

下車される際に旦那様が深々と頭を下げて降りて行かれました。

なんだかな~。

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