人間は不完全だけど、求められる仕事の成果は完璧であること【タクシードライバー】

こんにちは。

午前中は死ぬほど暇でした井浦です。

「え、なに、僕だけ?」

と思うほど、周りは賃走中のタクシーばかりです。

■追突事故を起こしました

先週金曜日の夕方5時頃。

場所は浜松町と新橋の間にある交差点で、

第一京浜という、

上野、秋葉原、神田、日本橋、銀座、新橋、浜松町、芝、品川といった、

誰もが知っている地域を縦断するとても交通量の多い道路で事故を起こしました。

この道路をお客様を乗せて北上していました。

交差点手前で左車線のタクシーが左折のウインカーを出していたのですが、

結局左折せず直進してきました。

それが左から寄ってきたように見えたので左を気にしたまま交差点に侵入。

右にゆるいカーブだったために交差点の先が確認できておらず、

視線を戻したときに減速中の軽自動車が目に入り急ブレーキ。

も間に合わずに追突してしまいました。

その軽自動車の先に停車していたワンボックスにも追突したため、

玉突き事故となりました。

ワンボックスは警察車両で、

お客様や軽自動車の安否確認ができた時には既に通報していただいており、

さらに現場の確保と適切な安全への配慮をいただいたことで、

お客様の乗り換えをスムーズに進められ、二次被害を起こさずに済みました。

結果として、

誰も怪我をすることなく、

物損での事故となり刑事罰や行政罰を受けることもありませんでした。

すべてが不幸中の幸いです。

■生まれて初めての交通事故

高校を卒業する直前に取得した普通免許。

実家の車に乗ることはありましたが、

公務員になってから状況もあって車を所有することもなく、

たまにレンタカーを運転する程度のペーパードライバーでした。

それが急転してタクシードライバーになり、

元来が飛ばしたり無茶な運転をしないタイプだったので、

それまでもヒヤリとすることはあれど事故を起こすことはありませんでした。

大事故ではないにしても、

初めての事故に気持ちは動転します。

さらには金曜日の夕方で大きな幹線道路での事故。

10人以上の警察官が導入されて交通整理を行っていました。

渋滞に重ねて事故渋滞。

気持ちは落ち着くはずもありません。

申し訳ない気持ちでいっぱいになり、

自分のしたことに大きく落胆しました。

■人間は完璧ではない

そのとおりだと思います。

思いますが、

ドライバーというのは完璧であらねばならないな、

とこの事故を体験して改めて思いました。

今回は物損事故で済みましたが、

怪我人が出ていたら?

死亡者が出ていたら?

そう思い始めるとと、ネガティブな考えが止まらなくなります。

今回の事故でも多数の方にご迷惑をおかけしました。

が、怪我人や死亡者がいたらそんな程度では済まないわけです。

人の人生を奪うわけですから。

■さっさと自動運転化しないかな

自分がドライバーであるのに、こんなこと言うのもアレですが。

安全が確保される目的で進められている自動運転。

まだまだ課題はあるでしょうが、

交通事故を減らす為であれば早く導入できる環境が整ってほしいと思います。

最近は高齢者の事故のニュースも相まって、

対策が色々と検討されているようですが、

生活の足でもある車を取り上げるというのもなぁ、とも思いますし。

もちろん、

全部自動運転になれば良いとは思いません。

運転が好きな僕や他の人から、

ドライブの楽しみを奪うのもどうかと思うので。

自動運転が実現する世界なら、

ドライバーの補助システムも進化しているでしょうし。

■繰り返しになりますが

タクシーに乗るとだいたいこう言う方が多数です。

「急いで」

正直に言うと、

言われなくても急いでいます。

『営業』という見方をするならお客様をお乗せする回数が多いほうがいいわけで、

回数を増やすためには回転を早くする必要があります。

だからタクシードライバーは急いでいます。

でも、当然ながら安全は確保されなければいけません。

だから速度を守るし、

交差点ではゆっくり動きます。

横断者が遠くにいるようでも、

止まって通過するのを待ちます。

急いでいるお客様にはそれすらもどかしいかもしれませんが、

事故というのは思わぬタイミングで起きるものだし、

事故は起こらなければわかりませんから、

もどかしくても本来譲れないのです。

更に正直に言うなら、

「急いでとこちらに言う前に、お前が急いで行動せんかい!」

という気持ちでいっぱいです。

言われる度、そう思います(笑)

安全に通行するというのはとても伝わりづらいことです。

安全=何事もなく目的地に到着した、というわけですから。

そう思っていたら、吉田茂の防大訓示を思い出しました。

君達は自衛隊在職中、決して国民から感謝されたり、歓迎されることなく、自衛隊を終わるかもしれない。きっと非難とか誹謗ばかりの一生かもしれない。御苦労だと思う。

しかし、自衛隊が国民から歓迎されちやほやされる事態とは、外国から攻撃されて国家存亡の時とか、災害派遣の時とか、国民が困窮し国家が混乱に直面している時だけなのだ。

言葉を換えれば、君達が日陰者である時の方が、国民や日本は幸せなのだ。どうか、耐えてもらいたい。

一生御苦労なことだと思うが、 国家のために忍び堪え頑張ってもらいたい。 自衛隊の将来は君達の双肩にかかっている。 しっかり頼むよ。

形はちがうけど、

タクシードライバーもそんな一面があるのかな。

そう思いました。

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