ふとした会話がお客様の利益になったこと【おばあちゃん】

こんにちは。

今日はいくらか晴れ間があると聞いて洗濯したけど全然晴れないじゃん井浦です。

バスタオルが乾かない。

■つい遠慮しちゃうこと

僕の仕事柄、つい遠慮しちゃうことと言えば、会話です。

車という密室空間で、いきなり会った人間同士が上手く会話するというのは、

思ってる以上に難しいです。

物理的に距離をとることが出来ないので、

近づくことも遠ざかることも思い通りにできないから、

「あ、嫌だな」と思っても離れることができないですもんね。

そういうのってドライバーが難しいと思うよりも、

おそらくお客様のほうが難しく感じてるんじゃないでしょうか。

そう思うと、

あまりコチラから積極的にお話を仕掛けることはできないし、

お客様からお話を頂いても、コチラが盛り上がるのは控えるようにしています。

■自分の仕事の目的を忘れない

タクシードライバーの仕事は、

飽くまでお客様の目的地まで安全にお連れすることだと思います。

プラス、快適に過ごせるように努力すること。

その「快適に」という部分で、

『初対面』で『短時間』にお客様の『趣向』を読み取って完璧に提供するなんて、

神の御業ですよ。

僕は人の心を読み取る能力に長けているわけでもないので、

ハッキリ言って不可能です。

なんとかお客様の『趣向』がわかるように車内POPを貼ったり、

できるだけ心地よい車内温度になるように気を使い、

不快感がない程度にアロマオイルのスプレーを散布しています。

お客様の情報がなくても、できる最低限での準備だと思っています。

■だからって、言われた通りにするわけじゃない

先日、こんなことがありました。

豊洲にある病院に着けていて、

そこからご乗車いただいたお婆ちゃん。

目的地は大田区の『大森』。

お台場エリアを経由して進めば、信号入れても30分くらいの距離でしょうか。

車を進めながら希望のルートを確認しましたが、

聞けば転んで怪我をして救急車で運ばれたので、

土地勘がなくどう進んでいいかわからないとのこと。

じゃあ、こういうルートで進みましょうかと確認したところ、

「もしくは蒲田駅でもいいの」

と何故か目的地が2つになりました。

駅の路線まで頭に入っていなかったので、

「どちらの駅に行きたいですか?」

「なにか用事があるんですか?」

と聞いてみました。

すると出てきた答えは、

品川駅に行きたいのよ」

ビックリしました。

目的地がとうとう3つになりました(笑)

ってそうじゃない。

聞いてみると、

行きたいところは品川駅なんだけど、

お客様の住まいは蒲田にあって、

普段は蒲田駅から電車に乗って品川駅に行っているから、

今回もそのルートで行こうと思っていた、と。

大森駅は蒲田駅と品川駅の間にあるから、

大森駅のほうが近いと思っていた、と。

で、豊洲が何処に有るか分かっていなかったので、

品川駅の方が近いと分からなかったんですね。

■自分の目的をイチイチ話す人はいない

お客様が全部話す人だったら、

こんな回りくどいことにならなかったかも知れません。

「品川に用事があるから、大森駅に行って」

と言っていたら、

「品川に行くなら、大森駅は遠回りですよ」

とすんなり確認ができました。

でも今回のお客様は自分の知っているルートを組み立てていて、

「まずは大森駅に行こう」

と決めていたんです。

本来の目的地である品川駅について、

僕に伝えることを省いたわけですね。

最初に言われた通りに大森駅に行っていたら、

余計な運賃だけじゃなく、時間も余計に掛かっていたわけです。

初対面の人に、ベラベラと今日の予定を喋る人はいません。

タクシーは、目的地に到着できさえすれば良いわけですから。

でも、

ちょっとした会話による気付きで、

無駄を回避することができたのかな、と思います。

ちょっと面倒な初対面でのコミュニケーション。

そう思わせている僕らドライバーに原因がありますが、

是非お客様もタクシーに乗ることを楽しんでもらえたら、

こういう形でなにかメリットがあるかもしれません。

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